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2024-05-21 07:30:00

 おはようございます!

 最近、朝が寒くなくなってきたので、寒がりの私はとても助かっています。本来、5月も下旬にさしかかる現在では、朝が寒いなんてことはなかったのになぁと思うのですが…

 

 さて、今日は公的年金の財政検証についてです。財政検証は、5年に一度行われており、今年2024年はその年にあたります。その結果に基づいて、制度変更案をまとめ、来年には関連法の改正を目指すといったところです。現在、基礎年金の掛け金を60歳から65歳まで延長するかどうか議論を進められていますが、少子高齢化に伴い、公的年金が将来にわたって存続できるような改正をされているのだと思います。公的年金が今後、100年続く財政症状か、ということも念頭におかれています。

 

令和4年度の財政状況を見ると(厚労省発表)、

 収入総額:54.6兆円(運用損益を除く)

 支出総額:53.7兆円

 単年度収支残:0.9兆円

となっています。そこに加え、

 運用損益:3.5兆円のプラス で

 令和4年度:4.4兆円のプラス となります。

結果として、年度末積立金は4.4兆円増加し、250.5兆円となっています。

もし、仮に毎年2.5兆円の赤字だったとしても、100年間は積立金によって持続する、となります。

 

 ちなみに、公的年金は、年金積立金管理運用独立法人(通称GRIF)によって、毎年運用され、2023年第3四半期の運用状況は5兆7,287億円のプラスとなっています。GRIFの運用がマイナスになることもありますが、その時だけ、テレビ等のメディアでは大きく取り上げられ、プラスの時にはあまり報道されないので、そういう報道の仕方は年金に対する不信につながるのになぁといつも悲しくなります。新聞ではきちんと報道してくれることもありますが…

 

 公的年金は、物価の上昇等によって金額も毎年変わりますし、死ぬまで一生涯もらえるものです。私的保険でそんな商品はありえません。その仕組みを理解し、払うべき保険料はきちんと払うように国民全体がなってもらいたいものです。年金を生涯にわたって貰えるもの、という前提ありきで、それからどのくらい足りないかを試算し、老後に備えることが大切だと思います。そういう意味で、誕生日月に来る「ねんきん定期便」やネットで年金額を確認出来る「ねんきんネット」をうまく活用してもらいたいです。

 

 それでは、今日も良い一日になりますように…

 今日も元気にいってらっしゃ~い👋