お知らせ/ ブログ
おはようございます!
ここのところ、私の周りでは体調不良の方がとても多くいます。私はいたって元気ですが、みなさんは元気でお過ごしでしょうか。
気温の変化も激しいので、風邪などどうぞお気を付けください。
さて、今日はフキハラについてです。
以前、ハラスメント研修をした会社さまで、パワハラやセクハラ以外のハラスメントは他にありますか、というご質問を受けました。
いまや、カスハラ(カスタマーハラスメント)、(ホワハラ)ホワイトハラスメント、今回取り上げる不機嫌ハラスメント(フキハラ)などさまざまなハラスメントがあります。何でもかんでもハラスメント、とする傾向にある気もしますし、過剰に反応している気もしますが、それだけでは済まされないことも確かにあります。
今日は、フキハラとは何ぞや、というところから取り上げてみたいと思います。
1. はじめに:最近話題の“フキハラ”とは?
近年、SNSや研修現場などで耳にするようになった「フキハラ」という言葉。これは「不機嫌ハラスメント」の略で、上司や同僚が不機嫌な態度を職場内で繰り返すことによって、周囲の人が萎縮したり、精神的なストレスを抱えてしまうような状況を指します。
「不機嫌でいるのはその人の自由」と思われがちですが、影響を受ける側にとっては立派な“ハラスメント”になり得ます。法的な定義はまだ存在しないこの“フキハラ”ですが、職場環境を悪化させる重大な要因として、今こそ向き合う必要があります。
2. どんな行動が“フキハラ”に当たる?
“フキハラ”は、言葉による直接的な攻撃ではなく、「態度」によって周囲にプレッシャーをかけるのが特徴です。以下のような行動が見られる場合、フキハラに該当する可能性があります。
・無言の圧力(何も言わず不機嫌な態度で威圧)
・あからさまなため息や舌打ち
・パソコンや書類に乱暴に触れる
・急に態度が冷たくなり、目も合わせない
・会議中に機嫌が悪く、建設的な議論ができない
・質問しても曖昧な返答や無視
これらは一見「小さな態度の違い」に思えますが、上司など上の立場の人から日常的に繰り返されることで、部下などが受け手になる場合は特に精神的に疲弊していきます。
私も以前の職場で、「その大きなため息、いつもしてるよね」と指摘され、「えっ?」となった記憶があります。(多分、今でもしてます。)自分では疲れたり、ひと仕事終わった時に無意識にしているのだと思うのですが、(そこに他意はありません💦)周りからしたら、すごく嫌な空気感だったようです…私のように自分では気づいていない、ということも、もしかしたらあるのかもしれません。自分の言動を振り返るきっかけにしてもいいかもしれません…
3. なぜ“フキハラ”が問題なのか?
“フキハラ”は職場の人間関係に大きな悪影響を及ぼします。
・報連相の減少:話しかけづらい雰囲気が常にあると、部下や同僚は必要な報告や相談をためらい、業務に支障をきたします。
・心理的安全性の低下:発言すると機嫌を悪くされるのではないかと不安を感じ、意見が言いづらくなります。
・生産性の低下:ピリピリした空気の中では、クリエイティブな発想や効率的な作業が妨げられます。
・メンタルヘルス不調や離職につながる:最終的にはうつ症状や退職者を生み出す要因にもなり得ます。
つまり、「ただ不機嫌でいるだけ」と見過ごすのは危険です。組織にとっては深刻なリスクとなります。
長くなりそうなので、つづきは明日にします。
それでは、週末まであと少し…
今日も元気にいってらっしゃ~い👋