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2025-08-19 07:30:00

 おはようございます!

 8月も中旬が過ぎましたが、いつまで経っても残暑が厳しいですね…

 早めの休養や水分補給などをしてこの残暑を乗り切りたいですね。

 

 

 さて、厚生労働省は、令和7年8月8日、トラック・バス・タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して、令和6年に行った監督指導や送検の結果を公表しました。

 <ポイント整理>

 ・監督指導の実施件数:4,328事業場
 → このうち 81.6%(3,532事業場)で労働基準法違反が見つかりました。
 → また、改善基準告示違反(労働時間の上限ルールなど)は 54.5%(2,360事業場)で確認。

 

 

 ・主な法令違反(労基法関連)
 1. 労働時間の違反:42.9%
 2. 割増賃金の未払い:22.6%
 3. 労働時間の把握不十分:7.0%

 

 ・主な改善基準告示違反
 1. 最大拘束時間(1日の上限を超える):39.4%
 2. 休息期間(勤務間インターバル不足):28.4%
 3. 総拘束時間(1か月の上限を超える):27.6%

 

 ・送検件数
 重大・悪質な違反によって 59件が送検されています。

 

 <厚労省の対応方針>

 厚労省は今後も、

 ・法令遵守の周知・啓発

 ・違反が疑われる事業場への監督指導

 ・悪質事案に対する送検など厳正な措置

 

 を通じて、自動車運転者の労働条件改善と安全確保に取り組むとしています。

 

 ▼詳細はこちら
 👉 厚生労働省発表資料

 

 自動車運転者は長時間労働や過重労働のリスクが特に高く、監督指導の約8割で法令違反が見つかっているのが現状です。時間管理や割増賃金の支払いはもちろん、運行管理体制の見直しを怠ると、安全面・経営面双方に大きなリスクとなりかねません。未然防止のために、早めの点検と改善が重要になってきます。

 

 それでは、今日も暑くなりそうですが、ご安全にお過ごしください!

 今日も元気にいってらっしゃ~い👋